日本海・新潟ツーリング



 今年はゴールデンウィークの他にもシルバー ウィークという大型連休が来ましたが、それももうだいぶ前のことになりました…。
 9 月19日から23日の5連休!旅好きの私がどこかに行かない訳がありません。が、しかし…。直前まで部活の合宿と23日は予定が入ってしまいました。さら に、夏休みの課題が企業研修によって壊滅的な状況なので、シルバーウィークはずっと自宅にこもって課題をやるというなんともつまらない連休になる予定でし た。
 まぁ、最初はそうなる予定でしたが、20日の日曜日の夜に、以前のGWの時に一緒に気仙沼まで行ったZEAL乗りのM君に「明日、新潟行かない?」の一 言に頭は新潟一色でした。それでも課題はやらなくてはなりません。その日は、4時まで机に向かっていました。


ここまで概要を書いたところで気付いたんですが…。写真…どっかいった…(T_T)
どこ探しても無いようです。次の日に撮った写真はあるのですが、21日の写真だけまるまる消えてます。ショボーン。
なんとか状況が伝わるように、ペイントでイラスト描くんで(幼稚園児並みの画力)雰囲気だけでも伝わればうれしいです(+o+)

<注意>脳内イメージで描いています。実際のものとはだいぶ異なることがあります。雰囲気です。そう、雰囲気です。


~翌朝~


 いきなり大変なことが起きました。前日の話し合いで、山形県米沢市のJR米沢駅の 東側のマックスバリューに9時集合なのですが…、起床時間はなんと8時近く。はっ きり言って遅刻です。朝食をとらずに出発となりました。米沢までは自宅から100㌔弱。迷わず東北道の郡山I.Cを目指します。8時半前には、高速に乗り ました。一般道・高速ともどもシルバーウィークの真ん中とあり、交通量が多いのがわかります。追い越しも思うようにいきません。なんとか、福島飯坂I.C に到着!ここからは国道13号線で栗子峠を越えます。福島県側は低い雲がたちこめ、寒くて寒くてきつかったです。2本ある2,000m級のトンネルがあり がたかったですね(笑)
 山形県側に出ると、思っていたほど寒くなく日がさしていました。盆地に入り、集合場所を目指します。ちょっと迷ってなんとか到着!時間は…?

9:30
    遅刻です。スミマセン。

今回のメンバーは気仙沼ツーと同じで、

YAMAHA  ZEAL           …M君 (山形県山形市)
Kawasaki  ZEPHYR400        …Y君(福島県川俣町)
Kawasaki  エリミネーター400LX  …ま る。(福島県郡山市)

の3人です。今回の目的の確認をします。今回は、①日本 海を見ること。②日本海で遊ぶこと。③新潟のモノを食べること。④新潟のお土産を買うこと。です。先導は毎度のことながら、 私。まる。が務めます。よろしくです。それではいざしゅっぱーつ!!


 まずは、米沢の市街地を出ないとですね。以前に米沢に来た時と同じように、「天地人展」をやっているので大変混んでいて、なかなか思うように進みませ ん。城下町なので小さいながら碁盤の目のようになっているのも、快適なツーリングを妨げます。やっとの思いで市街地を抜け、盆地と山の境の道を走ります。 これから新潟県までとなりを走ることになるJR米坂線を左右に振りながら進みます。
 米沢市を抜け川西町に入ったところで、急に車の流れが悪くなって来ました。道路沿いには、近隣住民の方がお酒やお米を持って集まっています。これは何か あるな!と感ずいた私は、車の隙間から前を見ました。すると、太鼓の音に合わせながらにょろにょろと動く物体が近づいてくるのが見えました。


し しまいだ~!!

なんかのお祭りでしょうか?だんだんと近づいてきました。普通、ししまいは「子供の頭をがぶがぶとやるもの」と思っていたのですが…。


ししまい ちょっとおじさん…。

これはかえって写真よりペイントの方が良かったですね(笑) 自分の目の前ししまいが来た時、急にお酒の一升瓶を持ったおじさんが、お酒を飲んだと思いき やししまいに向かって吹きつけました。きれいな霧状になりながらししまいにかかりました。ししまいは喜んでましたが、こっちは衝撃的な光景に開いた口がふ さがりませんでした。車が流れ始めその場をスルーしましたが、次の信号でとまった時には3人で、「あれ何!??」といった感じでした。今でも謎のままで す。詳しい方、御一報ください。

 
 進路を北から西に変え、進むと道の駅 いいでに着きます。ここが第一休憩ポイントです。駐車場はほぼ満車です。バイクもずらずらとたくさん並んでいます。さぁ、そろそろ小腹が空いてきたので、 何か食べましょうか!ここでは、山のものがたくさん売っていました。大型の観光バスがいたりと、大変賑わっていました。

コロッケ 米沢牛だったっけ!?

ここでは揚げたてコロッケ(米沢牛かな?)を食べました。ほくほくアツアツで食べ応え十分です。おいしく頂きました。
 バイクの駐輪場の近くに、やたら古い車が止まっていました。そこだけ「三丁目の夕日」のような時代が流れています。荷台には、エンジン(車のものではな い)を積んでいて、集まった観光客の前でまわしていました。しかし、このエンジンもまた古いものらしく、黒煙を上げていました(焦) この古い車のウイン カーは…、もう絶滅したと思っていた耳のようなウインカーでした。(⊂⊃←曲がるときににょきっと出るアレです)

 休憩もそこそこにして新潟を目指すことにしましょうか!これからは、小国街道を西に進みます。いくつものトンネルや橋を越えます。結構険しい山並みが見 えます。地図を見ると、国道もとなりを走るJR米坂線も山をぬうように走っているのがわかります。これからの季節、紅葉が期待できますね。この道は、全線 道幅が確保されていて、とても走りやすく、程よくカーブも楽しめます。すれ違うライダーも多かったです。

 小国町を過ぎると、ついに新潟県に突入です!ここからは上りが多かったのですが、峠を越えたことで下りに転じます。となりを走る仲間が増えました!荒川 という川です。名前とは裏腹に、ゆったりとした川です。山をぬって走ること約20㌔。急に視界が開けました。平野にでました。日本海ももう目の前です。そ の前に、道の駅があるのでちょっと寄って行きますか。

 ここ道の駅 関川はとても広ーい道の駅で、シートをひいてのんびりできるような芝生もあります。でも、トイレは異常にせまかったです。ここでも何か頂きましょうか!(食べてばっかり…。反省はしていない。)新潟県に入ったということで、海産物でも頂きましょうか!

つぶ貝串 なかなか旨し!

こりこりしてなかなかです。醤油ベースのたれも美味です。塩味も食べてみたいところです。道の駅のお土産コーナーを物色中、変わったものを見つけてしまい ました。お酒のワンカップに川魚や謎の生物が酒に浸かっているというものです。ビンの中の謎の生物はすでにミイラ化しており、見た目ではなんだかわりませ んでした。これが、売り場にたくさん並んでいました。買う人はいるのでしょうか?当然、私は未成年なので買いませんでした。いろんなものが売っている道の駅は楽しいですね。

  さぁ、日本海を拝みに行きましょう!この先はまっすぐに道なりに行くと、日本海にぶつかります。福島県側の低い雲がたちこめていた天気が、嘘のように晴れ ています。快晴です。防風林が目の前に見えると海は近いです。松が生い茂る中を突っ切り、目の前には海が広がりました。

日本海じゃ~~!!


メットの中で叫んでいました。砂浜に降りる下り坂の道がところどころにありました。迷わず突入です。

出られなくなります

ちょwwwコレ!!!?
このような看板は、もっと早く見えるところに…(汗)
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう?

もうだいぶ入っちゃってます。戻るにも戻れません。3人で協議のうえ、強行突破となりました。四駆!?二輪はいけるだろ?たぶん(ーー;)みたいな感じで…。おい!ほんとに大丈夫か?
 砂浜は車輪がとられて走りずらいので、少し離れたところにバイクを停めて、海へダッシュです!!

油田 なんだアレ?

バイクでは、初の日本海です。すぐ近くにはテトラポットの塊があります。(灰色のです)でも…遠くに見えるのは何?


答えは…


油田です。

新潟県の沖合は日本のごくわずかな天然資源である石油の採掘場所でもあるようです。
 M 君は靴を脱ぎ捨て、まっすぐに海へ入りました。Y君と自分は、小石を拾って水切りや砂遊びをしていました。ひとしきり遊んだ後は、バイクの撮影会をしまし た。日本海をバックに撮影とは、なんとも贅沢ですね。撮影会をしていると、釣竿を持った親子がやってきました。砂浜で魚釣りをするそうです。また、テトラ ポットの塊には、牡蠣やアワビがいるそうです。もう少しあったかかったら、泳いで採りに行くのになぁ。

 だいぶ日本海を堪能したので、新 潟市を目指すとしますか!!目指すにあたって、この砂地獄を攻略しなければなりません。3台とも弱点があり、自分を除く2台は、チェーンに砂が入ってしま うこと。また、自分のエリミは、重量が重いことです。1番手はY君です。結構あっさり通過!2番手はM君。砂にハンドルをとられかけたり、エンストしたり と、大変ではありましたが、なんとか通過です。最後になりましたが、私の番になりました。最初はうまく発進しましたが、轍にはまってしまいました。そこ で、M君に押してもらうことにしました。結構回し気味で発進したため、M君は舞い上がった砂まみれになってしまいました。ありがとう&スミマセン。


 このあたりで、バイクのオイル警告灯が点灯したり、消えたりしていました。実は以前からオイル漏れがしていたんですが、ついに来ました。帰りにオイル買いたいと思います。


なんとか、無事に脱出することができました。だいぶ時間が過ぎてしまったので、そろそろお昼を食べないとですね。ここで提案!お昼は、新潟でしか食べられないものということで、新潟のB級グルメである「イタリアン」というのを食べたいと思います。イタリアンというのは、最近テレビでも出るようになりましたが、太めの焼そばの麺の上にミートソースがのっている食べ物です。それでは出発!

  新潟に向かって日本海を右手に見ながら進みます。工業地帯を抜け、新新バイパス、新潟バイパスに乗ります。この辺のバイパスは信号がなくて流れも速いので 気持ちがいいですね。あっという間に新潟市に入りました。バイパスを降りて新潟駅方面へ。さすがに政令指定都市のため混んでいて、なかなか進みません。線 路を越え、万代シティを目指します。近くの駐輪場にバイクを停め、さっそく「イタリアン」を食べますか!しかし、やけに混んでます。それにお店もありませ ん。すると目の前に人だかりがあり、のぞいてみるとソーラン節を踊っている人々。やっぱりお祭りだったんですね。祭りの実行委員の方に「イタリアン」が食 べれるところを聞くと、案内していただけました。助かりました。

 待ちに待ったお昼です。「イタリアン」を出しているお店なんですが、 「みかづき」というファーストフード店のような店構えのお店で、たくさんの人が並んでいます。ちょっと予想と違いますね。メニューもイタリアンがメインで 「カレーイタリアン」や「チーズイタリアン?」みたいな、たくさんの種類が売られています。また、ポテトとドリンクをセットで売っています。様々な年齢層 に食べられているのも印象的でした。味はというと、なかなかおいしかったです。もちもちの太麺がどんなものにも合うんです。一度食べてみることをお勧めし ます。

 おなかも膨れたので、あたりを散策します。すぐ近くには、「レインボータワー」という謎の建物があります。実は前に来たことある んですが(笑)気になりますか?写真じゃなくてペイントのイラストでスミマセン。でもかえってこっちの方が気になりますね。気になった方は、ググってみて ください。

レインボータワー 気になりますか?

 次の目的地を決めます。お土産を買うために、新潟ふるさと村に向かいたいと思います。そこまではバイパスですぐです。

 実は入り口まで行ったんですよ…。でも、ありえないくらいの渋滞で中にも入れないんですよ。3人で相談したあげく、時間も押しているので途中の道の駅でお土産を買うことになり、ここは泣く泣く帰ることに。無念。


 さて、進路を西にとりますか。只今の時間、16時。ちょっと遅くなっちゃったかな(苦笑)
途 中のコメリに寄って、オイル缶を買い注ぎ足しました。なんとかオイル警告灯も消え安心です。日も傾いてきたので、急いで道の駅を目指します。右手には、広 くどっしり流れる阿賀野川が見えます。水面にうつる山の風景がとてもきれいですね。しばらく走ると、道の駅 阿賀の里に到着です!
 
 ここで家族のために、「おこめクーヘン」という洋菓子を買いました。パッケージは安っぽい(失礼)のですが、味はぴか一です。是非ご賞味あれ。
これからの予定を考えました。もう時間は17時。夕食も考えないといけません。そこで、喜多方に経由して、喜多方ラーメンを食べることに決めました。なので、この道の駅で湯気を立てているラーメン屋さんはスルーです。
 
 ここから福島県入りを急ぎます。日の傾きは早いものです。道の駅を出てすぐに、日は隠れてしまいました。日が暮れてからもたくさんの橋やトンネルを抜けたと思います。福取トンネルを抜けたあたりでやっと福島県の看板が目に入りました。

 ここからは、ツーリングマップルおススメの国道459号線を通りたいと思います。しかし、この判断が後から災難を招きます…。
R459
ツーリングマップルには、確かに「変化に富んだ絶好のツーリングコース」と書いてありますね。
それでは実際は?



通り抜け不能

ここで戻ればよかった。
その時は、近道だし行ってしまえという気持ちで突入していった。まぁ、大型車じゃなくて、二輪だしね!みたいな感じで。国道459号線を甘く見ていた。さすが、国道の400番台になると酷道っぷりもハンパじゃないようだ。

道幅は、普通車もすれ違いができないほどになった。いくつかの集落を抜けると、いきなり進路を右にとり、急こう配の坂を登り始めたかと思いきや、180度ターンしてさらに高度を稼ごうとしている。メットの中は悲鳴でいっぱいになった。




極めつけは、コレ…。



橋がない イメージです。

殺す気ですか?
「500m ごとに大型車通行できません」としつこく表示する看板があった理由がわかったよ…。でもこれじゃあ、普通車や二輪車すら通れないよね。ここで3人でうろう ろしていると、後ろから1本の光がさし、直前の丁字路を曲がっていった。困った時は地元民。ついていくことに一致。さっそく戻って、後を追いかけると、い かにも地元民らしい軽トラが。逃がすまいと、後ろに喰らいつきながら進むと、う回路を通り、川の向こう側へ簡単に抜けてしまった。さらにカーブに減速なし で突っ込んでいく軽トラ。恐るべし、軽トラ&地元民。
無敵

  軽トラの大活躍のおかげで、再び街の光を拝むことができました。軽トラ様様です。この時点で時刻は19時半をまわり、喜多方の市街地も静かになりつつあり ます。やっとの思いで、ラーメン屋を見つけ中に入りました。中は混雑していて、少し待ちました。お座敷席に腰をおろし、早速注文!自分はチャーシューメン を注文。
 
 そういえば、ここって4人席だよな?と思った時には、お冷が運ばれてきたのですが、なぜか4つ。なぜでしょうか…。そういえば、M君今日のツーリング、ずっとタンデムステップが出ていました。
まさか…ね(恐怖)お店の人も脅かさないで下さいよ~(泣)

 
 ラーメンが運ばれてきました。

喜多方ラーメン 800円也

おいしそうですね。早速いただきます!!冷え切った体が一気に温まります。醤油ベースのスープと縮れ麺がよく合います。やっぱり、喜多方ラーメンはうまいですね。
 

 今日のあったことを話したり、夏休みのことを話したりして、楽しい時間はあっという間に過ぎて行きました。ここ喜多方で、山形市から来たM君はお別れです。ここから人里離れた大峠を通り帰ることになります。安全運転を誓い、帰路につきました。くれぐれも気をつけて。後ろに変なものを乗せないように、気を付けてください。さ て、Y君と自分は猪苗代までは一緒です。帰りは、広い道を通ることは、暗黙の了解になっていたと思います。猪苗代までは、夜ということもあり30分ぐらい で着きました。道路わきに停まり、お互いの無事の帰宅を誓い別れました。また、一緒にツーリングに行けるとうれしいです。次はいつになることでしょう…。

 Y君が見えなくなり、自分ひとりになりました。安全運転を心がけて走りました。猪苗代からは思ったより早く着きました。自宅到着は21時半です。その後、22時前くらいまでに2人から無事帰宅したという連絡を受けました。みなさん、本当にお疲れさまでした。


本日のルート
自宅国道49号線郡山I.C東北自動車道福島飯坂I.C国道13号線マックスバリュー(集合場所)国道287号線主要地方道8号線県道250号線道の駅 いいで国道113号線道の駅 関川国道113号線日本海(荒井浜)国道113号線国道7号線万代シティ国道7号線国道8号線新潟ふるさと村国道8号線国道49号線道の駅 阿賀の里国道49号線県道384号線国道459号線主要地方道16号線ラーメン屋国道121号線主要地方道33号線国道49号線自宅

走行距離 約400㎞
 時 間  約14時間

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